犬鳴山の修験道から高城山を往復

まこっさん

2013年03月11日 11:19

黄砂と花粉とPM2.5が飛びまくる中、犬鳴山に行ってきた。
犬鳴山は和泉葛城山にほど近く、深い原生林と神秘的な渓谷美で知られている。
温泉街を通り抜け、しばらくの間は平坦な道が続く。
茶店や滝、巨岩、大木などを眺めながら歩くので、なかなか面白い。








樹齢何百年という杉の木が次々と現れる。
神秘的な雰囲気だ。

そして、犬を飼っている家が多いのは、やっぱりここが犬鳴山だからだろうか?









この山には、「犬鳴山」の名前の由来が、「義犬伝説」として残っている。

寛平2年(890年)、この山で猟師が鹿を射ようとした時、連れていた犬が吠え出して鹿が逃げたため、
怒った猟師が愛犬の首を斬りつけた。

犬は斬られながらも、大木の陰から猟師を狙っていた大蛇の頭に噛み付き、ともに息絶えた。
恩義を知った猟師が出家して愛犬の菩提を弔ったことから、この話を聞いた宇多天皇が犬鳴山の山号を与えたという。

犬鳴山伝説「義犬の墓」もあったはずだが、気付かなかった・・・。









「瑞龍門」が見えてきた。









それにしてもまあ、小さな神社の祠や不動尊、地蔵などが次々と続くでありんすねえ~。









なんでもこの犬鳴山の特徴は、あらゆる神々が祭られていることにあって、
他の修験場では見ることができないらしい。









ちょっと俗っぽい雰囲気になってきた。
これが「七宝瀧寺」かな?
観光客も何人かいたが、滝修行する人もいたようだ。









奥には身代不動が大迫力で建っている。
青銅製としては、日本で一番大きい不動明王像らしい。









さらに奥に進み、「行者の瀧」を目指す。









滝修行する場所が見えてきた。
今日は誰か修行してるかな~と思いつつ見てみたが、誰もいなかった。








さて、ようやくここから登山開始。
左の赤い鳥居からガレ場を登っていく。
これが「表行場」へと続く道だ。









お!これから修行するであろう人の姿を発見。

予約すれば2,000円で滝修行が出来るそうなので、僕も人生に悲哀を感じたらやってみようかな?
それにしても、修行するにもお金を取られるのは、なんか違う気もするが・・・。








いきなり鎖場が現れる。








「蟻の門渡り」という名の行場。








ここが「西の覗き」だ。
切り立った崖から身を乗り出して下を覗く修行をする場だが、奈良の山上ヶ岳の「西の覗き」の方が怖かったな。








ほどなくして、高城山の山頂に到着。
展望は無いが、座って休める広さはあるので、ここで昼食をとることに。








下りはコッツキ谷を選択し、七宝瀧寺本堂に戻る。

ちなみに今回は、裏行場には行かなかった。
温泉も入ろうかな~とは思ったが、一人で温泉入っても楽しくないし、やめた。

また次の機会にということで。

以上。

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