弥山川から弥山、八経ヶ岳へ地獄の日帰り登山

まこっさん

2010年05月04日 12:54

5月2日に近畿最高峰の八経ヶ岳に行ってきた。
熊渡からの双門コースを登ったのだが、やっぱりこのコースはおもしろい。
早起きして朝6時に熊渡に着いたら、もうすでに車がいっぱい。
こんなに人気があるんだ、このコースって。

あ、そうか、連休だからか。
皆、車中泊なんかな?

とにかくなんとか車を置くスペースがあってよかった。







今回もパタ子と2人でのヤマノボリだ。
パタ子はこのコースは初めてなので、日帰りはちょっとキツいプランかも・・・。







八丁河原にて。
ここに来ると、「こんなに綺麗な場所が関西にあるなんて、いったい何人の人間が知ってるんだろう?」といつも思う。







八丁河原のどんつきが釜滝だ。
エメグリ色の池には魚も泳いでいる。

この池も、いつ来ても美しいなあ。







こっから本格的な登山開始!
危険な場所もあるので気を付けてよパタ子ちゃん。
うっかり足滑らすとヤバイヨ!







鉄ハシゴが落ちちゃってるところも数ヶ所ある。
なんで直さないんだろうね。







また難関な場所が・・・。
岩壁にへばりついてカニ歩きし、そこからジャンプして川を越えて向こう側に飛び移らないといけないんだが・・・。







結局、靴を脱いで川を渡るパタ子であった。
まあ、その方が安全やね。

ジャンプして落ちたら靴下びしょ濡れになるし。







靴下と靴を履き、ホッと一安心した様子のパタ子。

ああ・・・こんな調子でこのコースを今日中に帰れるんかな?







一ノ滝に到着。
両岸に岩壁を従えて壮観な感じ。







まだ先は長いヨ。







ここからは垂直のクサリ場、鉄ハシゴが連続する。







ウンザリするほど鉄ハシゴが多いが、景色が最高なので飽きない。







ウーン、剣岳レベル?







登ったり下ったりの連続で、なかなか高度が稼げない。







ようやく見所の仙人嵓前のテラスに到着。
対岸には仙人嵓がそそり立ち、奥に一条の長瀑を落とす双門の滝が見える。
60mも落ちる様子は圧巻だ。

パタ子が下を覗いてるが、こっから落ちたら確実に命は無い。







綺麗な河原を発見。
魚も泳いでて、魚を見た感想は2人して「めっちゃウマそう!」。






というワケで、この場所で昼食をとることにした。







河原非難小屋に到着。







ここからは延々と河原沿いを進む。
疲れ気味のパタ子。







相変わらず鉄ハシゴもある。







出た!鉄製の吊りハシゴ!
ここは岩がオーバーハングになっていて、最初はグラグラと揺れるし、上の方はハシゴが岩にくっついていて手を掛けにくいのでかなりコワい。

これって絶対、登れない人もいるんちゃうかな?
でもここまで来たら引き返すなんてムリやし、でもここを越えないと先へ進めないし。

こんなモン、作るなよお・・・。







さらに、空中回廊が現れる。







足元はボルトのみ。
ここまで来ると、怖いという感覚が麻痺してしまっている。







狼平に到着。
テントを張る人とか、小屋に泊まる人が何人かいる。







時間もないし、休憩無しで弥山目指してガンガン登る。








弥山に到着。
ものすごく人が多くてビックリ!

ここから八経ヶ岳までは30分ほどだが、その途中にも団体の登山客とすれ違った。
この日は一体どれだけの人が弥山に泊まるんだ?







ついに八経ヶ岳に到着!
時間が遅かったせいか、山頂に僕たち以外は誰もいなかった。

つまりこの瞬間、僕たちは近畿で一番高い場所にいることになる。







近畿最高峰からの眺め。







僕の写真も一枚くらいは・・・。







さあ、時間も押してるし、帰るべ。







高崎横手の分岐を通り過ぎ、しばらく歩くとカナビキ尾根への分岐がある。
看板に手書きで右への矢印が書かれていて、テープがいっぱい貼ってある。
ここから斜面に沿って下って行くと林道終点に出るのだ。

この時点ですでに日が落ちてきたので、途中でヘッドランプを付けてテープを見つけながらの下山となった。
途中で日が落ちる可能性は半分くらいあると思っていたので、焦るようなことはない。







暗闇でも迷わないように次々とテープがあるのも、去年来て知っていたので安心はしていた。
でも真っ暗なので油断するとテープを見過ごしてしまうこともある。

今回も2度ほど登山道から外れてしまった。
しばらくテープが無ければ、登山道を外れていることになるのですぐにわかるのだが・・・。






無事に林道終点まで下り、林道を40分ほど歩いて車の置いてある場所に戻る。
朝6時に出発して車に戻ったのが夜8時過ぎだったので、実に14時間以上歩いたことになる。

夜は星がとても綺麗で、北斗七星がよく見えた。

いやー、それにしても本当に疲れた。
体力を回復すべく、帰りに焼肉を食べて帰るのであった。




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