2010年10月27日
立山登山縦走、剱岳を見に行った
この日は、室堂~一の越~雄山~大汝山~富士ノ折立~真砂岳~別山~北峰ときて、雷鳥坂を下って戻るというコースである。
ウーン、立派な登山だ。
ウーン、立派な登山だ。
せっかくの素晴らしい景色なんで、いつもよりちょっと大きいサイズの写真をいくつか載せてみた。
まずは室堂からスタート!
整備された道を歩き、一の越のコルを目指す。

あっという間に、一の越(2705m)に到着。
この場所は黒部ダム建築の際に、全国から集められた精鋭10人の若者がブルドーザーに乗って命がけで雪山を越えるという荒業をやってのけた場所である。

先客の山女子2人は雄山方向には向かわず、黒部ダムの方へと歩いていった。
50年以上前にこの地を通った男たちに、思いを馳せているのだろうか・・・。
それにしても、女の子2人でヤマ登りってカッコイイ。
しかも玄人っぽい感じで、なんかいいなあ。

整備された道はここで終わり。
一の越から雄山目指して急坂をよじ登る。
ここからは大きな岩がゴロゴロしてて、落石を起こさないよう注意しなければならない。

ハイ、あっという間に雄山(2991.6m)に到着!
立山登山オワリ・・・て、観光ならここまででいいのだが、我々はここからが本番なんである。

こんな素晴らしい景色、もっともっと楽しまないと損だろー。
というワケで、縦走開始!

この稜線を歩いていくワケだ。
これから歩くルートが全部見渡せるから、迷いようが無いわな。

大汝山(3015m)。
ここが本日の最高点である。

雷鳥いた!
稜線にもいるのね、このトリ。
3匹いたんだが、たぶん家族なんだろうな。

はい、富士ノ折立(2999m)ゲットン。
今日はこのポーズがお気に入りなのか?パタ子は。

先はまだ長いからガンガン進まねば。
写真右側の氷がはっている場所は近くに感じるが、実は降りるのが困難なほどかなり下なんである。
ここにいると、遠近感がおかしくなるんだよなあ。

この場所で高く積まれたケルンを見ると、賽の河原をイメージしてしまう。
賽の河原とは、死んだ子供が行く所といわれる三途の川の河原。
ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされるというお話。
ちなみにこの近くに、本当に賽の河原という場所があるが、なんか全国に何か所かあるらしい。

真砂岳(2861m)はピークを踏まずに巻いて、別山(2874m)から北峰(2880m)へ向かう。
そう。北峰からは、あのヤマがよく見えるのだ。

剱岳(2999m)が!
オイオイ、なんだかこの山だけ黒くてコエーよ・・・。
ここは本当に剱岳を見るのに良いスポットで、石を投げたら届きそうな距離に感じるのだが、実際は10km以上離れている。
それにしても初めて見る剱岳は、とても人間が登れそうなヤマとは思えない。
おどろおどろしい雰囲気が満点である。
でも、いつか登ってみたいなあ。

剱岳のピークをアップで。
ウーム、見るからに難しそう。
さすが日本で最後まで登られずに残っていたヤマである。

さて、ここからは雷鳥坂を一気に雷鳥沢キャンプ場まで下りてきた。
なんだかんだで、8時間くらいかかったなあ。

夕方近いこの時間になると空は晴れてきて、また違った景色の立山連峰を見ることができた。
こうして写真で見ると、低い山に見えるんだけどなあ。

ここから室堂山荘までさらに歩いて1時間以上。
舗装された道とはいえ、これが意外とキツい。

途中、雲海に沈む夕日が見たかったので、日が沈む時間まで待っていたのだが、残念ながら太陽は雲の中にかくれてしまった。
それにしても、この辺は一日中雲海が見れるのね。

さて、次の日は黒部ダムを見に行ったのだが、それは次の記事で。
以上。
まずは室堂からスタート!
整備された道を歩き、一の越のコルを目指す。
あっという間に、一の越(2705m)に到着。
この場所は黒部ダム建築の際に、全国から集められた精鋭10人の若者がブルドーザーに乗って命がけで雪山を越えるという荒業をやってのけた場所である。
先客の山女子2人は雄山方向には向かわず、黒部ダムの方へと歩いていった。
50年以上前にこの地を通った男たちに、思いを馳せているのだろうか・・・。
それにしても、女の子2人でヤマ登りってカッコイイ。
しかも玄人っぽい感じで、なんかいいなあ。
整備された道はここで終わり。
一の越から雄山目指して急坂をよじ登る。
ここからは大きな岩がゴロゴロしてて、落石を起こさないよう注意しなければならない。
ハイ、あっという間に雄山(2991.6m)に到着!
立山登山オワリ・・・て、観光ならここまででいいのだが、我々はここからが本番なんである。
こんな素晴らしい景色、もっともっと楽しまないと損だろー。
というワケで、縦走開始!
この稜線を歩いていくワケだ。
これから歩くルートが全部見渡せるから、迷いようが無いわな。
大汝山(3015m)。
ここが本日の最高点である。
雷鳥いた!
稜線にもいるのね、このトリ。
3匹いたんだが、たぶん家族なんだろうな。
はい、富士ノ折立(2999m)ゲットン。
今日はこのポーズがお気に入りなのか?パタ子は。
先はまだ長いからガンガン進まねば。
写真右側の氷がはっている場所は近くに感じるが、実は降りるのが困難なほどかなり下なんである。
ここにいると、遠近感がおかしくなるんだよなあ。
この場所で高く積まれたケルンを見ると、賽の河原をイメージしてしまう。
賽の河原とは、死んだ子供が行く所といわれる三途の川の河原。
ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされるというお話。
ちなみにこの近くに、本当に賽の河原という場所があるが、なんか全国に何か所かあるらしい。
真砂岳(2861m)はピークを踏まずに巻いて、別山(2874m)から北峰(2880m)へ向かう。
そう。北峰からは、あのヤマがよく見えるのだ。
剱岳(2999m)が!
オイオイ、なんだかこの山だけ黒くてコエーよ・・・。
ここは本当に剱岳を見るのに良いスポットで、石を投げたら届きそうな距離に感じるのだが、実際は10km以上離れている。
それにしても初めて見る剱岳は、とても人間が登れそうなヤマとは思えない。
おどろおどろしい雰囲気が満点である。
でも、いつか登ってみたいなあ。
剱岳のピークをアップで。
ウーム、見るからに難しそう。
さすが日本で最後まで登られずに残っていたヤマである。
さて、ここからは雷鳥坂を一気に雷鳥沢キャンプ場まで下りてきた。
なんだかんだで、8時間くらいかかったなあ。
夕方近いこの時間になると空は晴れてきて、また違った景色の立山連峰を見ることができた。
こうして写真で見ると、低い山に見えるんだけどなあ。
ここから室堂山荘までさらに歩いて1時間以上。
舗装された道とはいえ、これが意外とキツい。
途中、雲海に沈む夕日が見たかったので、日が沈む時間まで待っていたのだが、残念ながら太陽は雲の中にかくれてしまった。
それにしても、この辺は一日中雲海が見れるのね。
さて、次の日は黒部ダムを見に行ったのだが、それは次の記事で。
以上。
Posted by まこっさん at 20:20│Comments(7)
│北アルプス
この記事へのコメント
はじめまして。
あまりにも秋らしい立山の空が素晴らしくてコメント書かせて頂きました。
立山は未踏の地。体力が衰える前に登ってみたいです…。
あまりにも秋らしい立山の空が素晴らしくてコメント書かせて頂きました。
立山は未踏の地。体力が衰える前に登ってみたいです…。
Posted by wolfgang at 2012年08月09日 15:14
wolfganqさん、コメントありがとうございます。
体力は気持ちから、先は長いですよ!
ぜひ立山に登ってくださいね!
体力は気持ちから、先は長いですよ!
ぜひ立山に登ってくださいね!
Posted by まこっさん at 2012年08月09日 16:16
楽しく拝読させていただきました。
10月上旬に同じコースで登山しようかと思っています。
日本アルプスは初めてなのでちょっと不安です。
アイゼンやピッケルも持参されたのですか?
10月上旬に同じコースで登山しようかと思っています。
日本アルプスは初めてなのでちょっと不安です。
アイゼンやピッケルも持参されたのですか?
Posted by はかせ at 2012年08月30日 00:06
はかせさん、コメントありがとうございます。
僕がこのコースを歩いた10月中旬は、コース上に積雪は全く無かったです。
なので、アイゼンもピッケルも持参していません。
ただ、歩いた距離はけっこう長かったですね。
下山してからも、宿までは1時間以上ありましたし。
でも、秋の立山は澄んだ空気が気持ちよくて、夜は星空が綺麗でしたよ!
僕がこのコースを歩いた10月中旬は、コース上に積雪は全く無かったです。
なので、アイゼンもピッケルも持参していません。
ただ、歩いた距離はけっこう長かったですね。
下山してからも、宿までは1時間以上ありましたし。
でも、秋の立山は澄んだ空気が気持ちよくて、夜は星空が綺麗でしたよ!
Posted by まこっさん at 2012年08月30日 00:32
まこっさんお返事ありがとうございました。
ぜひ参考にさせていただきます。
天候次第ということですかね・・・。僕がいくときも晴れているといいなあ・・・。
ぜひ参考にさせていただきます。
天候次第ということですかね・・・。僕がいくときも晴れているといいなあ・・・。
Posted by はかせ at 2012年08月30日 09:18
10月はじめに立山行ってきました!
雷鳥沢キャンプ場に夜ついて翌朝室堂までもどって雄山、大汝山、富士折立と
きて真砂岳にはいかずに大走りをとおって雷鳥沢に戻り室堂から帰りました。
好天にめぐまれ最高のトレッキングになりました!!
アドヴァイスに感謝感謝です。
次回はしっかり縦走したいと思います。それではノシ
雷鳥沢キャンプ場に夜ついて翌朝室堂までもどって雄山、大汝山、富士折立と
きて真砂岳にはいかずに大走りをとおって雷鳥沢に戻り室堂から帰りました。
好天にめぐまれ最高のトレッキングになりました!!
アドヴァイスに感謝感謝です。
次回はしっかり縦走したいと思います。それではノシ
Posted by はかせ at 2012年10月16日 23:42
はかせさん、立山行ってきたのですね!
良い天候に恵まれて良かったですね!
立山は季節によっていろんな素晴らしい風景を見ることが出来るので、
僕もまた別の季節にも行きたいです。
良い天候に恵まれて良かったですね!
立山は季節によっていろんな素晴らしい風景を見ることが出来るので、
僕もまた別の季節にも行きたいです。
Posted by まこっさん at 2012年10月17日 12:05