大阪クライマー

今朝、目が覚めてカーテンを開けると、とても良い天気だったので「山に行こう！」と思い立った。
こんな気分の時に気軽に行ける山は、やはり金剛山だ。

登りはタカハタ道。
最近プライベートで何かとバタバタしていたが、山はもう秋色に染まっていたんだな。








雲一つ無い青空を見ていると、心も晴れてくるようだ。








下山はカトラ谷から。
通行止めのロープをくぐってルートに入ったが、わりと危険な個所があるこのルートで
普通の家族連れ（おじいちゃんとおばあちゃんと孫二人）とすれ違ったのは驚いた。

「人と会ったら安心するわあー」と笑顔で言うおばあちゃん。
ここまで誰とも会わなかったようだが、家族四人とも実に楽しそうに見えた。
大丈夫、山場はもう過ぎたし、頂上は近いよと心の中でつぶやく。







次にすれ違ったのは、中年の夫婦らしき二人。
恰幅の良い女性がゼイゼイ言いながら、しんどそうに歩を進めている。
たぶん夫に無理やり連れて来られたのだろう。
山場はこれからなのに、そのパートナーで大丈夫なのと、余計な心配をしてしまう。







次に見たのは、老いた母親と息子らしき二人。
眼下の沢沿いに二人はいて、こちらを見上げて指さしている。
「あそこが正しい道じゃないの？」と言っているように見えたが、遠くて聞き取れない。
息子が路頭に迷わないよう、母親が心配するのはよくある光景なのかもしれない。







12時30分、無事下山。
今回の山行が、今年の登り納めになるかもしれない。