大阪クライマー

以前から、一足はLOWA（ローバー）の靴が欲しいと思っていたのだが、こないだ苦労の末ようやく手に入れることができた。

買ったのはレネゲードGTXミッドである。






すでにオイルを塗りこんであるので、新品時よりも色が濃くなっていていい感じ！
ちなみにコイツはヌバックレザーなので、履けば履くほど味が出てくるだろう。







コイツを一言でいえば、「高級トレッキング・シューズ」ってとこだろうか。

LOWA（ローバー）の靴といえばコレを山でよく見かけるが、それ以外にも素晴らしい靴をいっぱい作っているのである。
でも、取扱い店が極端に少ないんだよねえ、ローバーって。







数少ない取扱い店であるミズノの本社の人いわく、

「ローバーの靴は原価がとても高いので利益が少ないんです。だから取り扱ってる店も少ないのでしょう。でも値段が高い分、品質はとても素晴らしいですよ。」

だって。
んー、ますます欲しいぞ！ローバーの靴！






実際に履いた感じは、カカトのホールドはちょっと甘い気がするものの、やっぱり最高！
柔らかいヌバックレザーはすぐに足になじむだろうし、履いた後のお手入れも楽しみの一つになるんだよなあ。








これがソール。
なんだかモンベルの靴のソールにそっくりな気がする。

それだけ幅広ということなのだが、ソールの張替えは出来ない。
贅沢な靴である。







しかし、コイツを手に入れるのは本当に苦労した。
僕の足がデカイというのもあって、ミズノの人がローバーの輸入会社であるタカダ貿易に電話して在庫を聞いてもらったが、一足も残ってないとのこと。

大元に在庫が無いということは、全国どこのショップにも無いということである。
そこで僕は海外のオークションサイト「ebay」からこのレネゲードを購入しようとしたんであるが・・・。

英語のわからない僕はオークション代行会社を通じてレネゲードを落札し、商品が届くのを心待ちにしていた。
が、しかし、あろうことか「UKサイズ」と「USサイズ」を勘違いして落札してしまったのである！

そこですぐさま、オークション代行会社である「ビッドバイ・ジャパン」にその旨を説明し、便宜を図ってくれるようお願いしたのだが・・・。
この外資系のビッドバイ・ジャパンの対応がとにかくお粗末で、まったく話が前に進まないのである。

で、最終的には交換手数料と運賃を全て僕が負担するということで決着がついたのであるが、最後の最後に出品者から、「ややこしいので、お金は返金するからもう一度入札し直してくれ。」という連絡が来た。

僕としては、「あ、そう。交換手数料払わなくてラッキー。」と思ったのだが、今度はビッドバイ・ジャパンから「新しい商品への入札は当社ではお断りとさせていただきます。」と言ってきた。

理由は「あなたは過去の言動から当社と信頼関係を築くことは不可能だと思われます。」だって。

ウン、確かに。
相手のあまりの眠たい対応ぶりに、ちょっと脳天に来てキツイこと言ったかもしれないな。

でもこのビッドバイ・ジャパン、確かにサイズを間違って入札した僕も悪いが、こっちから連絡しないと永遠に連絡が来ないんじゃないかと思うくらいほったらかしにされるのである。

ネット上での評判でもやはり同じようなクレームが多くあり、日本人相手のビジネスが出来るレベルじゃないと思うぞ。

つーわけで、このやり取りだけで一ヶ月以上かかったにもかかわらず、結局ブツを手に入れることが出来なかったのである。


それでも諦めきれずに、なんとかレネゲードを手に入れる方法はないかと思った僕は、直接タカダ貿易に電話してみることにした。

すると、たまたまこの時電話に出てくれたタカダ貿易の人が凄く親切で、僕の欲しいサイズが最後に全国どこの店に出荷されたかをわざわざ調べてくれ、教えてくれたんである。
そしてその店に直接連絡を取り、その日の内に運送便で送ってくれ、2日後にはめでたく僕の元にレネゲードが届いたというワケだ。

最初からそうしとけばよかったな・・・。