大阪クライマー

しばらく山に行く予定もないので、独断と偏見のスニーカーのランキングなんぞを勝手に
つくってみようと思う。

ちなみに僕は自営業なので普段はスニーカーしか履かないのだが、大人に似合うかっこいい
スニーカーって意外と少ないのよ。
今風の高機能デザインのスニーカーは、一歩間違えるとオタクっぽい感じになっちゃうし。

となるとやっぱり、“シンプル・イズ・ベスト”ということで、古くからある定番商品がいいんじゃ
ないかと思う。

そして大人にも似合うレザー・スニーカーなら履き心地もよく、見た目もスッキリしてるしね。



ということで・・・

第5位
new balance（ニューバランス）M576CBB


いきなり2万円以上する高級スニーカーを持ってきてしまったが、値段が高いだけのことはあるのだ。

英国製の上質なレザーを使ったこのスニーカーは、履けば履くほど自分の足に馴染んできて、
そのうちまるで、オーダーメイドで作ったかのように自分の足にフィットする。

そして高級レザーというのは、使い込むほどに見た目も味が出てくるし、そうなるともう、
「他の靴なんか履く気がしないぜ！」ということになるのである。

まあ、ニューバランスというメーカーはもともと偏平足を直す矯正靴のメーカーとして誕生した会社であり、
その抜群の履き心地に魅了されたファンも多い。

その中でもUS製、UK製の商品はとくにこだわりのモノづくりをしているため、故スティーブ・ジョブスや
坂本龍一氏といった著名人のリピーターも多いのだ。

ウーン、まさに大人のためのスニーカー。
いや、大人にしか履けないスニーカーなのである。






第4位
adidas（アディダス）スタンスミス



これはよく見るアディダスの定番スニーカーなのだが、ポイントはタンに描かれているオッサンの顔だ。
コイツがあるとないとでは、その価値は全く違ってくる。

このオッサンの正体は、アメリカを代表する名テニスプレーヤー“コートの紳士”ことSTAN SMITH(スタンスミス)
で、彼が愛用して活躍したことによって正式に「STAN SMITH」というネーミングで、彼のイラストとサインが
施されて販売される事になった歴史深い逸品なのだ。

当時、ベンチレーションホール(通気口)があるレザー製のテニスシューズは画期的で、世界中の様々な
ユーザーから高い支持を得て、当時「世界で一番売れたスニーカー」としてギネスブックにも認定されたほどだ。

adidasが誇る普遍的な価値と本来の魅力を凝縮したこの1足は、所有しているだけで満足度MAXなのである。







第3位
PUMA（プーマ）クライド（スエード）



プーマはドイツのメーカーであり、その変わらないデザインを一貫しているところは、
さすが質実剛健で頑固なモノづくりをする国である。

そのプーマを代表する定番モデルがこれで、オリジナルは1973年、当時NBAのNYニックスで
活躍したウォルト・フレイザーのシグネイチャーモデルでもある名作だ。

プーマのスニーカーはなんというか、見た目は地味だけど履き心地はもっとも自然な感じがして、
いくらでも歩けるという気がする。

足が商売のプロのサッカー選手の中には「スニーカーはプーマしか履かない」という人も多いと
いうが、なんとなくわかる気がするな。







第2位
CONVERSE（コンバース）ワンスター



ダンボールに色を塗って光沢を付けたようなテカテカのレザーの質感と光り具合が堪らないという
ファンも多い、コンバースのワンスターである。

コンバースといえば、キャンパス地のALL STARが今も昔も中高生の定番であるが、
大人が履くならレザーのワンスターがシブいだろう。

コンバースの商品ラインナップは、バスケット専用シューズとして生まれた「ALL STAR」と、バトミントンの
ワールドチャンピオン「ジャックパーセル」が開発に参加したシグネイチャーモデル「JACK PUARCELL」
が土台となっている。

そしてこのワンスターは、永久定番「ALL STAR」に続き、当時の最上位競技用バスケットシューズとして
誕生した。

それにしてもコンバースって、デザイン変わらないなあ。
僕が高校生の時に流行った記憶があるけど、今でもデザイン、全く同じだもん。

たぶん僕の子供とか孫が中高生になった時も、同じデザインのコンバースが流行ったりするんだろうな。

まさにコイツは世代を越えた永遠の定番スニーカーといえるかもしんない。
なんかいいね、そういうのって。






第1位
NIKE（ナイキ）エアフォース1



1位はやっぱりこれ、ナイキの名作「AIR FORCE 1（エアフォースワン）」だろう。

おそらく日本で一番売れているスニーカーじゃないだろうか？
街に出ると必ず10人くらいは履いてる人を見かけるし、とくに高校生なんかは3人に1人はこれを
履いてるぞ。（大阪では）

このエアフォース1はハイカット、ミドルカット、ローカットの3つの型があり、高校生なんかはミドルカット
のベルトをわざと締めずにルーズに履いたりして、それがイケてるのである。

でも大人が履くならやっぱりローカットだろう。
そしてカラーはブラックが渋くておススメだ。

エアフォース1は、NIKEで初めてのバッシュでの「エア」搭載モデルで、その履き心地というか
歩き心地はなんとも良い感じ。

個人的には、アスファルトの上を歩いた時の「コッ、コッ」という感触が堪らない。
これはやはり、ソールのエアクッションが硬すぎず、柔らかすぎずで絶妙なんだろうな。

シルエットは若干細めではあるものの、柔らかいアッパーレザー（通常ラインは合皮だけど）は履くほどに足に馴染んでくるし、
長く履いてるうちに足の一部と化してくる。

実は初めてこのエアフォース1をABCマートで見た時は、「なんだかズングリしてて、ダサいスニーカーだな」
と思った。（今でもたまにダサいと思ったりする。）

でも実際に履いてみると、なんか良いんである。

そして履き続けているうちに、ドンドンと良い感じになってくるんである。
いったい何が良いのかわからないが、それがこのスニーカーの魅力なんだろうな。



以上、独断と偏見のスニーカー・ランキングでした。